1/60・さやけし
「わたつみの豊旗雲に入日さし今夜の月夜さやけかりこそ」
―― 天智天皇『万葉集』巻一 (原文)
いまのことばで
海の上の大きな雲に、夕日がさしている。今夜の月は、澄んで明るくあってほしい。
このことばの背景
『万葉集』は奈良時代にまとめられた、現存する日本最古の歌集。「さやけし」は澄んで明るく、すがすがしいことを表す古語で、このサービスの名前の由来です。
まだ来ていない夜を、明るいものとして思い描く歌です。今日がどんな一日でも、終わりには澄んだ月が待っているかもしれない。そう思うだけで、肩の力が少し抜けます。
今日のひと息
空か窓の外を、10 秒だけ眺める。
寝る前に
今日、澄んでいると感じた瞬間はありましたか。